中古車販売が主力ではなく
レンタル事業が主力の私たちだからわかる、
中古車選びのポイントを解説します!
秘訣1:有名ブランド・メーカーの車種を選ぼう
例えば、トヨタ車ベースのキャンピングカーの場合、トヨタディーラーに修理にもっていっても、エンジンやオイルなどトヨタが作った「車部分」しか見てもらえません。
「家具部分」のメンテナンスや修理や追加は、それらを作った「キャンピングカーメーカー」が担当します。
キャンピングカーの製造工程は、
- トヨタから運転席周辺以外、空っぽの車をキャンピングカーメーカーが仕入れる
- キャンピングメーカーが、車体に穴を開けながら断熱材や家具を設置
- キャンピングカーメーカーが、新車登録し販売
という流れがあります。
ですので、車部分と家具部分で、そもそも対応が違います。
何かあったときは、車部分はディーラー。家具部分はキャンピングカー対応整備工場。
どちらに相談すべきか分けて考えましょう。
後述しますが、メンテナンスや車検でも問題が発生する場合があります。
キャンピングカー対応整備工場でも、その工場が作った以外の車は、家具部分の問題が解決しない恐れがありますので、
できれば、お住いのエリアに工場をもつ、有名ブランド・メーカーの車種をおすすめします。
(当店は、北九州・太宰府に店舗があるナッツRV製(メンテナンスや追加装備もお世話になっています))
車検やメンテナンスに苦労することを考えておこう
道路交通法にて「車検」を受ける必要がありますが、キャンピングカーは特殊自動車という扱いの為、車検自体も特殊です。
製造したキャンピングカーメーカーであれば、ノウハウがありすんなり通すことができますが、
製造メーカー以外では苦戦することもしばしば。
また、トヨタなど正規ディーラーでは車検を断られることが多いです。
ですので前述のとおり、有名ブランドのキャンピングカー選びをオススメします。
ちなみにオイル交換やタイヤ交換など、車部分の整備は、ディーラーや自動車整備工場で対応頂けることが多いです。
秘訣2:ライフスタイルに合わせた、タイプ選びを
キャンピングカーは、
- バンコン(ハイエースタイプ等)
- ロングバンコン(スーパーロングのハイエースタイプ)
- キャブコン(トラックベース)
- バスコン(マイクロバスベース)
の主に4タイプに別れます。
ここではバスコンは特殊なので省きますが、
ライフスタイルごとの選び方のおすすめは、
駐車場を借りる場合
- 【オススメタイプ】
- 1,バンコン
- 2,ロングバンコン
- 3,キャブコン
当店は福岡市内の為、この条件に近く苦い経験を多くしました。
まず、キャブコンタイプはいかにもキャンピングカー!という威圧感のため、駐車場の大家さんに断られます。
バスコンは普通の駐車場に入りませんのでもちろんNG。
バンコン、普通のハイエースと変わらないので、すんなりOKが出ることが多い。
ロングバンコンも、少し大きいハイエースと捉えることもできる為、当店ではOKが出ています。
実は長さが駐車場枠から少しはみ出る程度のため、駐車場全体の広さに余裕があり迷惑でなければ、大丈夫でした。
もちろん個別の事情により異なると思いますので、購入の前に、駐車場の大家さんに聞きましょう。
その際に「キャンピングカー」というと、ほぼ断られますので、バンコンタイプであれば「ハイエース」などと、威圧的に受け取られないよう工夫しましょう。
また、立体駐車場の場合は、バンコンタイプのみしか入らないと思いますのでご注意ください。
普段使いも兼ねる場合
- 【オススメタイプ】
- 1,バンコン
- 2,ロングバンコン
- 3,キャブコン
普段使いということは、スーパーへの買い物や子供さんの送り迎えなどが考えられますが、
やはりネックになるのは前述の駐車場と同様の「駐車できるか」「威圧感」です。
キャブコンは、駐車場には駐めることができますが、いかにもキャンピングカー!で、スーパーには行きにくい。
逆に、普通のハイエースの顔をしたバンコンタイプは、何の問題もなく利用できます。
車中泊の居住性重視の場合
- 【オススメタイプ】
- 1,キャブコン
- 2,ロングバンコン
- 3,バンコン
運転席の上部、リーゼントのように出っ張った空間である「バンクベッド」がある分、キャブコン優勢。
6人ほどの人数になると、ゆったり寝るにはキャブコン一択でしょう。
ロングバンコンは、レイアウトにより大きく異なりますが、
大人4人や、大人2・子供3人などであれば快適なタイプがオススメ。
バンコンタイプは、大人2・子供1人でギリギリの印象です。
とくに天井が低いため、圧迫感を感じます。
見た目の雰囲気重視の場合
- 【オススメタイプ】
- 1,ロングバンコン
- 2,バンコン
- 3,キャブコン
好みになるため一概には言えませんが、ロングバンコンの大きさと雰囲気が醸し出す高級感は、所有欲を十分に満たしてくれるはず。
実際に、VIPカーでは無いですが、洗練された内装の車種が多いのはロングバンコン。
ついで、ロングバンコンがそのまま小さくなった、バンコン。
これらタイプ別をまとめると、
- とにかく普段使い重視で、軽くキャンピングカー気分を味わう:バンコン
- 見た目の高級感、所有欲も満たしたい、程よく居住性も:ロングバンコン
- 良い意味でも悪い意味?でも、ザ・キャンピングカー:キャブコン
となるかなと思います。
秘訣3:写真情報の充実度
一般的な中古車情報誌やサイトは、写真が少なすぎて、高価なキャンピングカーを検討する判断が難しい。
結局、店舗へ足を運ばなければなりません。
充実した写真で雰囲気がわかれば、より検討しやすくなりますよね
秘訣4:充電問題を考えておこう
キャンピングカーの多くは、後部にサブバッテリーを積んでいます。
その電力で、照明や冷蔵庫などエンジンを切っても使えます。
主な充電方法は、
- 1,走行充電
- 2,外部充電
- 3,ソーラー充電
走行充電は多くのキャンピングカーについていますが、まれについていないことも。
電源プラグ充電は、車体の外にコンセントの穴が付いているタイプ。
ただ、注意すべてきは、コンセントの穴が付いていても、つないでいる間だけ通電して「充電はできない」場合も有りえますので必ず確認が必要です。
また、ソーラー充電は費用が高い割に、耐久性と充電効率が悪くあまりオススメできませんが、
マンションなど、外部充電を利用できない場合は役立ちます。
ソーラー自体は、天井が空いて入れば後付することもできますので、電力の消費状況を見ながら検討しましょう。
(当店は、走行充電のみでフル充電対応できています)
秘訣5:電力不足に陥らない為に
サブバッテリーの充電問題は前述のとおりですが、
上手な利用のコツは、充電電力と使用電力のバランスです。
使用電力が少ければ、充電電力も少なくて済みます。
そのバランスを取るには使用電力の目安を知ることが必要ですが、
その目安は家電本体に記載のワット数。
- エアコン
- 電子レンジ
- ドライヤー
は圧倒的に電力を消費します。
逆に、
- 冷蔵庫
- テレビ
- 照明
- 換気扇
などは比較的使用電力が少ない為、計画的に装備を調製しましょう。
秘訣6:オプション・付属品もチェック!
サマータイヤだけでなく、スタッドレスタイヤは付いているか。
網戸パーツや、ETC、ナビ、ドライブ・レコーダー、FFヒーター、サイドオーニング、窓の断熱シェード、断熱材の有無など、見た目以外の機能もひととおりチェックしましょう。
ちなみに、車内トイレやシャワーは、手入れが大変かつ使う機会がかなり少ない。
またかなり場所を取るため、設置している人は少ないのが現状です。
秘訣7:保証の充実度
特殊車両であるキャンピングカーは、中古であれば特に保証がしっかりとつきにくい特徴があります。
車の重要部分の保証(エンジン・ミッション)
は、3か月、半年などの期間設定。
また、乗り出しから1,000kmや2,000kmという保証が比較的多い印象。
家具部分の保証はつかないことが多いです。
保証のコストは車体価格に混ぜ込まれる為、バランスが重要ですが、
高価な買い物の為、保証期間の修理代負担だけでなく、何かあったときに長く相談できる業者選びが好ましいと言えます。
、、、とざっと整理してみました。
ぜひ、キャンピングカー選びにお役立てください。
また、当店も現在1台限定で、ロングバンコンタイプ「ナッツRV リーク」を販売中です。
約30,000kmの低走行で、充実の装備。
レンタカー運用していましたが、10回ほどと多くはありません。
日本有数のキャンピングカーメーカーである、ナッツRV社製。
ナッツさんは太宰府や北九州にお店があるため、北部九州の方には特におすすめです。
気になる方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。
※当記事は当店の個人的見解も含まれています。あくまで参考程度に情報をご活用くださいませ。